◆脂肪肝とは?
脂肪肝は、肝臓に中性脂肪がたまる病気です。肝臓全体の30%以上を脂肪が占めると診断されます。 「沈黙の臓器」 と呼ばれる肝臓は、自覚症状がほとんどないため、健康診断で初めて指摘されるケースがほとんどです。放置すると、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH) や 肝硬変、肝がん へと進行するリスクがあり、生命に関わることもあるため、早期の対策が重要です。
◆食事と運動が治療の鍵
脂肪肝の改善には、薬物治療と合わせて生活習慣の改善が不可欠です。
- 食生活の見直し: 脂質の多い食事や甘いもの、お酒の飲みすぎに注意が必要です。
- 主食: ご飯やパン、麺類は控えめにし、代わりに食物繊維が豊富な玄米や雑穀米、全粒粉パンを選ぶようにしましょう。
- おかず: 揚げ物や肉の脂身は避け、魚や鶏むね肉、大豆製品など、高たんぱくで低カロリーな食材を選びましょう。
- おやつ: ケーキやチョコレート、スナック菓子は控え、果物やヨーグルト、ナッツなどに変えましょう。
- 適度な運動: 脂肪を燃焼させるため、有酸素運動が効果的です。
- ウォーキング: 1日30分〜1時間、少し息が上がる程度の早歩きを意識しましょう。
- 家事や買い物: こまめに体を動かすことも運動になります。エレベーターを使わずに階段を使ったり、少し遠回りして歩くのも良いでしょう。
◆ご家族ができるサポート例
無理なく生活習慣を改善できるように手助けすることが大切です。
- 食事メニューを一緒に考える: 脂肪分を控え、野菜やきのこ、海藻類を豊富に使った献立を一緒に作ってみましょう。
- 「食後の散歩」を習慣に: 食後すぐに体を動かすことは、脂肪の蓄積を防ぐのに役立ちます。一緒に散歩に出かけることを提案してみましょう。
- 体重管理をサポート: 家族みんなで定期的に体重を測り、変化を一緒に確認することで、ご本人のモチベーション維持につながります。
◆よくあるご質問(Q&A)
Q:脂肪肝は痩せている人でもなりますか?
A: はい。痩せている人でも、食事や運動のバランスが悪いと脂肪肝になることがあります。
Q:お酒は絶対に飲んではいけませんか?
A: アルコール性脂肪肝の場合は、原則として禁酒が勧められます。非アルコール性脂肪肝でも、飲酒は肝臓に負担をかけるため、摂取量を控えることが大切です。





