こんにちは。鹿児島中央駅西口消化器内科・胃大腸内視鏡クリニックの院長の細川です。
日々の診察の中で患者さんからよくいただくご質問の一つに「検診で“胃カメラ”と“バリウム検査”のどちらを選べばいいですか?」という質問があります。
同じように迷った経験がある方も多いのではないでしょうか?
「ラクそうだからバリウム」で選んでいませんか?
バリウム検査は比較的短時間で終わり、検査後すぐに日常生活に戻れるため、「胃カメラは苦しそうだから…」という理由で選ばれることがよくあります。
しかし、消化器内科・内視鏡専門医として、私は絶対に“胃カメラ検査”をおすすめします。
その理由は、検査の精度と早期発見の力にあります。
🔍バリウム検査とは?
バリウム検査は、白い造影剤(バリウム)と胃を膨らませる発泡剤を飲んで、胃の内壁にバリウムを付着させた状態でレントゲン撮影を行い、凹凸の変化から病変を見つける検査です。
ただし、以下のような限界があります:
• 微細な病変や浅い潰瘍は写りにくい
• 粘液が多いとバリウムがうまく付着せず、見逃しリスクが上がる
• 早期のがんには反応しにくいことがある
つまり、バリウム検査だけでは“ごく早期の胃がん”は見つけづらいのです。
👁胃カメラ(上部内視鏡)はここが違う!
胃カメラでは、医師が直接カメラで胃の粘膜を詳細に観察できます。
そのため、わずかな粘膜の色調変化や質感の違いから、ごく初期の胃がんも見つけることが可能です。
特に内視鏡専門医が検査を担当すれば、「がんになる前の前がん病変」や「見逃されやすい微細病変」も高精度で確認できます。
✅検診で迷ったときの判断基準
検査選びで一番大切なのは、「どちらが病気を見逃しにくいか」です。
胃がんの早期発見が目的であれば、胃カメラ一択といっても過言ではありません。
苦しさや不快感が気になる場合でも、最近では鎮静剤を使うことでほとんど苦痛なく受けられます。
🏥当院で“胃カメラを受けてよかった”との声多数
当院では、「苦しさに配慮した内視鏡検査」を大切にしています。
• 鎮静剤を使用し、ウトウトした状態で検査が可能です
• 内視鏡専門医が丁寧に操作し、不快感を最小限にします
• 最新の内視鏡システムで、微細な病変も見逃しません
• 胃だけでなく、大腸カメラも同日に対応可能です
「思ったより楽だった」「これなら毎年でも受けられる」と、多くの患者様から好評をいただいています。
🌿まとめ|検査で後悔しないために
検診で迷ったら、ぜひ「楽さ」よりも「正確さ」を基準に選んでください。
胃カメラは病気の早期発見の強い味方です。
「どの検査がいいか分からない」「胃の調子が不安」など、少しでも気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
皆様の健康を守るお手伝いができるよう、心を込めて診療いたします。
📍鹿児島中央駅から徒歩1分、通いやすさも安心
当院は、鹿児島市のターミナル駅である鹿児島中央駅西口直結徒歩1分のAMU WE 3階にあるため、通勤・通学途中やお買い物のついでにも立ち寄りやすい立地です。
当院では、便秘に関する診察だけでなく、必要に応じて鎮静剤を用いた苦痛に配慮した胃カメラ・大腸カメラも行っています。
「胃がもたれる」「胃が痛い」など、少しでも不安を感じたら、お気軽にご相談ください。
監修:鹿児島中央駅西口消化器内科・胃大腸内視鏡クリニック 院長 細川 泰三