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将来の大腸がんを防ぐためにリスク因子を知っておこう!!その③ 環境因子とがんリスクの関係

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こんにちは。鹿児島中央駅西口消化器内科・胃大腸内視鏡クリニックの院長の細川です。

 

前回までのブログでは、大腸がんのリスクとして「年齢」「性別」「遺伝的要因」についてお話ししてきました。
将来の大腸がんを防ぐためにリスク因子を知っておこう!! その① 年齢・性別と大腸がん
将来の大腸がんを防ぐためにリスク因子を知っておこう!! その② 遺伝と大腸がん
今回は最後に、生活習慣に関係する「環境因子」についてご紹介します。

 

 


🍷 環境因子とは?

環境因子とは、私たちが日常的に関わっている 飲酒・喫煙・食事・運動などの生活習慣のことです。
これらの要素が、大腸がんの発症リスクと深く関わっていることが、多くの研究で報告されています。

 

 


📊 大腸がんの発症に関係する環境因子(信頼性が高いとされるもの)

🔎 発がんリスクを「確実に高める」とされている環境因子

・男性の過度な飲酒

・赤身肉(牛肉・豚肉・羊肉)の摂取過多

・加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコン)

・喫煙

・肥満、特に腹部肥満

・高身長(体質的傾向)

 

🟡「発がんリスクが高まる可能性がある」とされている環境因子

・女性の過度な飲酒

 

大腸がんの発がんリスクを「確実に下げる」とされている環境因子

・定期的な運動

 

📌 大腸がん予防に効果が期待される環境因子

・食物繊維を多く含む食品(野菜・果物など)の摂取

・にんにく

・牛乳

・カルシウム

・コーヒー

 

 


🍽 無理なく予防につなげましょう

このように、「大腸がんを遠ざける生活」として、避けるべき習慣やがん予防のために取り入れたい生活習慣や食品が明らかになっています。

とはいえ、

「明日から肉を食べません」
「お酒も一切やめます」

…と極端にストイックな生活を送る必要はありません。
大切なのは、“ほどほど”を意識しながら、自分に合ったスタイルで健康管理を続けることです。

 

 


🔎 がん予防には、やはり「定期的な内視鏡検査」が最も確実

大腸がんの多くは、良性のポリープから発生することが分かっています。
つまり、ポリープの段階で見つけて切除すれば、がんになる前に防ぐことができるのです。

🔹 無症状のうちに見つける
🔹 早期で対応する
🔹 定期的に検査を続ける

これが、大腸がんを予防できるがんにする最も有効な方法です。

 

 


🩺 こんな方は早めの検査を

大腸がんなどの消化管がんは、その発がんリスクには遺伝的な因子も関わります。このため、年齢が若いから絶対に大丈夫と言うことはありません。

下記に該当する方は特に注意が必要です

  • 血便がある
  • 理由のない貧血を指摘された
  • 便通に以前と違う変化を感じている
  • 腹痛や腹部膨満感などのお腹の不調を感じている
  • ご家族に大腸がんや大腸ポリープがあった人がいる

年齢に関係なく、気になる症状がある場合は、一度は胃カメラや大腸カメラを受けてみましょう。

 

 


🚉 当院はアクセス良好&安心の検査体制

当クリニックは鹿児島市のターミナル駅である鹿児島中央駅西口に直結したAMU WEの3階にあり、JR・市電・バスなどでのアクセスも便利です。
また、アミュプラザ鹿児島の駐車場も利用可能です。

胃カメラ検査と大腸カメラ検査は鎮静剤を使い、眠っている間に終わるような感覚で行うため、「想像よりずっと楽だった」と驚かれる方も多くいらっしゃいます。

 

 


🕊 健康のための「1日」をつくってみませんか?

忙しい毎日の中で、自分の健康はつい後回しになりがちです。
でも、年に1日だけ、未来の安心のための時間を作ってみてください。

気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

監修:鹿児島中央駅西口消化器内科・胃大腸内視鏡クリニック  院長 細川 泰三

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