こんにちは。
鹿児島中央駅西口消化器内科・胃大腸内視鏡クリニック 院長の細川です。
当院のブログでは、便秘に悩む多くの方へ向けた情報をシリーズ形式でお届けしています。
今回のテーマは「便秘の定義」についてです。
🚶♂️実はあいまいだった「便秘」の定義
便秘という言葉はよく耳にしますが、「何回排便がなければ便秘」といった明確な線引きは、長らく日本ではありませんでした。
その背景には、「命に直接関わる病気ではないから」と便秘が軽視されていた歴史があります。
しかし現実には、便秘が生活の質(QOL)を大きく損なっている方が非常に多く、ある調査では日本人の約14%が便秘に悩んでいるとされています。
そのような背景から、2017年に「慢性便秘症診療ガイドライン」が作成され、2021年には改訂版も発行されました。これにより、ようやく日本でも「便秘」と「便秘症」の定義が明文化されました。
🏃♀️「便秘」と「便秘症」の違いとは?
ガイドラインでは、便秘は以下のように定義されています。
「便秘」とは、「本来体外に排出すべき糞便を、十分かつ快適に排出できない状態」のことです。
これだけではピンとこないかもしれませんが、「しっかり出て、スッキリしたと感じられる排便」ができない状態、と考えるとわかりやすいかもしれません。
一方、「便秘症」とは、「便秘が原因で腹部膨満感、腹痛、排便困難、残便感などの不快な症状が出現し、医学的な検査や治療介入が必要な状態」を指します。
つまり、
「便秘=スッキリ出ない状態」
「便秘症=そのために体の不調が現れ、医療が必要な状態」
と整理できます。
🤲実際に受診される方の多くは「便秘症」
当院を受診される患者さんの多くは、単に「便が出ない」のではなく、それに伴ってお腹の張りや痛み、吐き気や不快感などを訴えて来院されます。
これは、単なる便秘ではなく、「便秘症」の状態にあるといえます。
このような場合、まずは大腸カメラ検査などで腸の状態を丁寧に確認し、そのうえで食生活の見直しや薬物治療を行っていく必要があります。
💡当院では便秘の根本原因へのアプローチを目指します
便秘は一人ひとり原因が異なり、単なる便秘薬では改善しないケースも少なくありません。
「ずっと悩んでいるけれど、市販薬でごまかしている」という方も多いのではないでしょうか?
当院では、患者さんごとの便秘のタイプや背景に応じた丁寧な診療と、必要に応じた内視鏡検査を通じて、根本的な改善を目指します。
今後のブログでは、「どんな生活習慣が便秘を招くのか」「どんな治療があるのか」といった内容も詳しくお伝えしていきます。
⏰「たかが便秘」と我慢せず、お気軽にご相談ください
当院は鹿児島中央駅西口に直結したAMU WE 3階の通いやすい立地で、便秘だけでなく腸の悩みに真摯に向き合う診療を行っています。
当院では、便秘に関する診察だけでなく、必要に応じて鎮静剤を用いた苦痛に配慮した胃カメラ・大腸カメラも行っています。
便秘は、体からの大事なサインかもしれません。
気になる症状が続く場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
監修:鹿児島中央駅西口消化器内科・胃大腸内視鏡クリニック 院長 細川 泰三






