ブログ

【ピロリ菌とは?】胃がんのリスクを高める“見えない感染者”にご注意を!!

local_offerピロリ菌

こんにちは。
鹿児島中央駅西口消化器内科・胃大腸内視鏡クリニック、院長の細川です。

皆さんは「ピロリ菌」という言葉を耳にしたことはありますか?
正式にはヘリコバクター・ピロリ菌と呼ばれ、胃がんの最大のリスク因子として知られています。

 


👶 感染の多くは幼少期に起こる

ピロリ菌は主に5歳未満の幼児期に口から感染すると言われています。成人してからの新たな感染はほとんどなく、幼少期の衛生状態や摂取している水の質などが関係していると考えられています。

日本では現在でも約半数の人がピロリ菌に感染しているとされていますが、感染に衛生環境が強く関与している為、若年者の感染率は低く、年代が上がるほど感染率は高くなります。

 


🔥 感染しても症状がない「慢性活動性胃炎」

ピロリ菌が胃に感染すると、「慢性活動性胃炎」という状態を引き起こします。
この炎症は長期間にわたって続きますが、自覚症状がほとんどないため、自分が感染していることに気づかない人が非常に多いのです。

 


胃がんの発症リスクを高めるピロリ菌

放置された炎症はやがて胃粘膜の萎縮を招き、胃がんの発生リスクが大きく高まります

  • ピロリ菌に感染していない人と比べて、感染者の胃がん発症リスクは10~20倍以上
  • 胃がん患者の約90%以上がピロリ菌感染者だったという報告も
  • 感染者は80歳までに20人に1人の割合で胃がんを発症するという研究もあります

さらに、胃・十二指腸潰瘍、胃ポリープ、MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、鉄欠乏性貧血など、さまざまな病気の引き金になることが分かっています。

 


🔍 検査しなければ気づけません

ピロリ菌に感染していても、症状がほぼないため、
検査を受けなければ自分が感染しているかどうかを知ることはできません。

  • 検査陽性の場合は、胃カメラで胃がんの有無をチェックし、問題なければ除菌治療へ
  • 検査陰性でも安心はできません
    胃の粘膜がすでに大きく萎縮している場合、ピロリ菌が住めなくなり自然消失していることがあるためです。

このため、ピロリ菌検査が陰性でも一度は胃カメラを受けて、胃の状態(粘膜萎縮の状態)を確認することが大切です。

 


🏥 当院のピロリ菌・胃がん対策

当クリニックでは、

  • 血液検査や尿素呼気試験、迅速ウレアーゼ試験によるピロリ菌検査
  • 鎮静剤を使用した苦痛に配慮した胃カメラ検査
  • 必要に応じた除菌治療

を行っております。

 


🌿 胃がんは早期発見・早期治療で治せる病気です

症状がなくても、ピロリ菌が存在し続けると、将来的に大きなリスクを抱えることになります。
「今は大丈夫」ではなく、10年後、20年後の健康を守るために、ぜひ一度検査を受けてみてください。

 


📍通いやすい鹿児島中央駅すぐの専門クリニック

当院は、腹部超音波検査や鎮静剤を用いた苦痛に配慮した胃カメラ・大腸カメラ検査も実施可能なお腹の専門クリニックです。
当院は、鹿児島市のターミナル駅である鹿児島中央駅西口直結徒歩1分のAMU WE 3階にあるため、通勤・通学途中やお買い物のついでにも立ち寄りやすい立地でアクセスも抜群です。
消化器専門医による丁寧な診察と検査で、皆様のお腹の健康をしっかりとサポートします。
「お腹がスッキリしない」「胃もたれがする」「家族に胃癌の方やピロリ菌感染していた方がいる」など、少しでも不安を感じたら、お気軽にご相談ください。

 


💬 こんな方はぜひご相談ください

  • 家族にピロリ菌感染者や胃がんの方がいる方
  • 胃もたれ・膨満感などの胃の不調が続く方
  • 若い頃にピロリ菌検査を受けたことがない方
  • 将来の胃がんを予防したい方
  • 35歳までに一度も胃カメラ検査を受けたことがない方

お気軽にご相談ください。あなたの「今」と「これから」を、しっかり支える医療を提供いたします。

 

 

監修:鹿児島中央駅西口消化器内科・胃大腸内視鏡クリニック  院長 細川 泰三

TOPへ